『労働者(ハグルマ)の一撃』  屍鬼 首齧(クビカジリ)                1/24スケールスクラッチビルド
使用キット一覧はここをクリック← 制作スタッフ一覧はここをクリック←
屍鬼 首囓 (日本)
魂の無い死体が蘇り、生きた人間の肉を喰らうというゾンビ伝説は様々な形で世界各地に存在するが、これは日本のゾンビ伝説である。
ある飢餓と疫病に苦しむ都では、旅人や武士、貴族といった者が通りがかると、路上で物乞いをしては飢えを凌ぎ生活をしているみすぼらしい姿の人々がいた。
旅人や貴族たちは彼らを差別や偏見の目で見下し、何も分け与えることなどしなかった。
餓えた民も、旅人も貴族もしんでしまったある夜、自らの餓えを癒すため、腐った死体が都を這いずり、墓を荒らし、武士や貴族の死体の頭を喰らうのだという。
この首齧には、データがほとんど無く、具体的な地方は特定できなかったが、恐らく京都や奈良など、過去に都があった地に限定されると思われる。あの妖怪では有名な水木しげる先生の『ゲゲゲの鬼太郎』ですらも、ほんの少し名前が出た程度だったらしい。ただ藤石雲 荒木寛昇の合作で墨絵の掛け軸も残っている事から、疫病や飢饉があった時代には、民衆、貴族、武士共にもっともポピュラーなゾンビだったのではないだろうか?永遠に食欲を満たすことが出来ない屍としては、餓鬼とも近い存在なのかもしれないと思ったが、餓鬼は基本的に食べ物を粗末にした者がなるとされている事から、対照的な存在である。
日本版のグール(食肉鬼)と言ったところか・・・・。
←オリジナルストーリーへ・・・
←写真館&解説1へ・・・
トップへもどる←
ギャラリーへもどる←
←写真館&解説2へ・・・
[PR]動画