『珊瑚礁の守護神』 女神 君真者(キンマモン) & 聖獣 シーサー     1/700スケール スクラッチビルド
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女神 キンマモン (琉球神道)
琉球神道における最高神であり、『最高の精霊』の名を持つ。海底の宮殿に住み、1906年、島津の支配下となってからも人々に愛された彼女は、七福神の弁財天と同一視され、信仰を集めた。琉球神道では女性上位であり、そのためか君真者も女神であるとされる。古来琉球には、神官も男性ではなく女性が務めるという習慣が残っているという。
琉球語には『君』の字には『巫女』や『女神』といった意味があるという。柳田国男が書いた『深海宮考』では、キンマモンの語義は「正式なる巫女」となっており、それが転じて神そのものを指すようになったのではないかと記されている。
島津に征服され琉球神道は埋没したが、1973年に龍泉出現と共に再び復活したとされる。

模型では、琉球の踊り子の衣装を着た、巨大な赤水母(アカクラゲ)の姿で表現した。赤水母独特のフリル状の触手を着物に見立て、水母の笠の部分を琉球舞踊の衣装の笠に見立てている。手に持つ扇で津波を起こしている。製作のメインはラドール粘土で行い、一部にエポキシパテ、プラ板などで行っている。最も塗り分けが大変だった作品。
聖獣 シーサー (琉球神道)
その姿は狛犬に似ているが、本質は獅子である。13世紀から15世紀に中国から日本へ伝来した。現在の沖縄では魔よけや厄除けとして、その形を模った物を民家の屋根に飾っているが、中国では王朝の権利の象徴として作られたという。
獅子をモチーフにした建造物や造形物の歴史は、紀元前6000年前に遡ることができ、オリエント文化全権の折、シルクロードを通じて、アジアやヨーロッパに伝来した。エンターブレイン社の『金子一馬グラフィックス・万魔殿・悪魔編上巻』にはエジプトのスフィンクスや、シンガポールのマーライオンが、シーサーの兄弟であるという説が記されている。
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